会計事務所での仕事とは？

例えば、あなたがA社の経理スタッフとして派遣された場合、当然あなたはその会社の経理業務に携わります。しかし、もしもあなたがＢ会計事務所に派遣された場合、あなたの仕事はB会計事務所の経理業務ではないのです。先にも述べたように、会計事務所は個人事業主を含むクライアントの税務・会計業務をお手伝いしています。ですから、あなたも、複数のクライアントの経理業務をお手伝いすることになるのです。
例：12月～1月（年末調整）、2月～3月（個人の確定申告）など

会計事務所の仕事は「一般事務のスキル+日商簿記2級程度の知識」があれば十分に対応することができます。派遣スタッフが担当するのは、個人商店や中小企業のお客様のアシスタントが多いので、複雑な取引は多くありません。

また、最初に任せられるのは、会計ソフトの入力です。クライアントから預かった、預金通帳や支払った請求書、売上明細などから、（簿記で学習した）仕訳を起こし、会計ソフトに入力を進めていくのです。その作業ができるようになったら、月次決算や年次決算の補助業務と進んでいきます。
いきなり、税金の計算を担当したり、大きな会社の決算をお願いされるようなことはありません。知識とスキルに応じて、段階的にスキルアップできるのが、会計事務所で働く大きな魅力なのです。

もちろん、我々もサポートします！お仕事でのお悩み相談から学習支援まで、どうぞお気軽にご相談くださいね。

会計事務所で働くメリットとしては、大きく3つあります。
一つは、個人の会計事務所からの求人も多く、週3日勤務や、時短での就業も相談しやすい点です。大企業と違い、代表の先生から許可をいただければ、就業条件も比較的柔軟に対応していただけますので、子育て中のママさんも、ずっと専業主婦をしていてブランク期間の長かったママさんも、安心して就業できますよ。

二つ目は、将来も役に立つスキルや経験が身につきます。会計事務所での派遣の仕事は、多少の差こそあれ、基本的にどの会計事務所も同じ内容です。一事務所で身に着けたスキルや経験は、他の会計事務所に移っても役立ちます。さらに、一般企業での経理の仕事をする場合にも大きな力を発揮してくれます。

最後は、資格試験の学習との両立に理解がある点です。会計事務所の代表の方は、自身も税理士試験や公認会計士試験など、難しい資格試験にチャレンジしてきたので、仕事と勉強の両立を応援してくださる先生がほとんどです。
そのため、試験前に休暇を取得できるのが一般的です。資格試験を目指しつつ実務経験を積みたい方には最適な職場ですよ。