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履歴書の書き方

履歴書の書き方

求人情報の応募方法の欄には、応募に必要な書類と実際に応募するための方法が記載されています。履歴書は採用試験では必須の書類です。面接に先立って送付する法人と面接時に持参する法人に分かれますが、必ず提出しなければなりません。独自のエントリーシートを準備しているところもありますので、募集要項をしっかりと読みましょう。
履歴書フォーマットは「TACナビ」を下の方にスクロールいただくとダウンロードできます。履歴書フォーマットは、2種類準備しました。下のフォームは既に「志望動機」が固まっている場合に適しています。このサイトでは「志望動機強調型」としました。もうひとつの「自己PR強調型」は、合同就職説明会などで、志望動機が十分に固まっていない場合などに適しています。ご利用ください。

文章で表現する項目の共通した注意点

長い文章はできる限り避けましょう。短い文章で書くことが基本です。
ネガティブな書き方ではなく、ポジティブに書きましょう。「法人税法は3回受験しましたが、結果が出ませんでした。今年も受験しましたが、結果には自信がありません。」「法人税法は今年で4回目の受験です。結果発表が楽しみです。しっかり勉強しましたので、法の変遷も知ることができました。」を比較するとどうでしょう。これは極端な例ですが、前者がネガティブで後者はポジティブです。後者の方がずっと印象が良くありませんか?
ですます調か体言止めのいずれかに統一して書きましょう。体言止めは力強い反面、ぶっきらぼうな印象を受けることがあります。
文章は何度か読み直す方が良いでしょう。良いと思っても読み直すと改善すべき点が見つかることがあります。

【書き方】: 黒インクかボールペンで書くか、デジタル入力します。「手書きの履歴書」と明記されていなければデジタル入力・手書きのいずれも問題ありません。エクセルやワードで作成する場合には10ポイント以上のフォントを使用しましょう。手書きの場合には、楷書で丁寧に書きます。

【タブー】: 修正液の使用、二重線による訂正、訂正印の使用は全て不可です。間違ったときには、新しい用紙に書き直しましょう。

日付: 作成日ではなく、郵送する日もしくは持参する日付を記入します。全ての日付を西暦か和暦で統一することが大切です。

写真: 基本的には3ヶ月以内の写真です。できればプロが撮影した写真にしましょう。はがれたときのために裏に名前を記入します。ラフな服装では常識を疑われる可能性があるためスーツを着用した写真にしましょう。

住所・連絡先: 住所は都道府県から始めます。
電話番号は最近では「携帯電話」の欄が別にあることも珍しくありません。電話の欄がひとつしかない場合には、固定電話と携帯電話の双方を記入することも良い考えです。

メールアドレス: 間違いがないように慎重に記入しましょう。ふざけたメールアドレスやハンドルネームの場合には予め変更しておきましょう。

学歴: 学歴・職歴欄の1行目の真中に「学歴」と書いてはじめます。中学校卒業から記入し高等学校以降は入学と卒業を別の行に書きます。公立の場合には、東京都立、千代田区立、武蔵野市立など自治体名から始まります。大学や短大の場合には学部・学科・専攻なども記入します。

職歴: 学歴の項目から1行あけて真中に「職歴」と書きます。職歴がない場合には、「なし」と記入しておきましょう。会社名は正式名称で、（株）と略さずに株式会社と書きましょう。配属された部署名も記入します。
派遣社員、パート・アルバイトなどで関連のある業種や職種での実務経験のあるときには、積極的に記載しましょう。評価してもらえる可能性があります。

免許・資格: 基本的には直接関連のない資格も書きます。多すぎる場合には、関連性の強いものから優先順位をつけます。特に関連のあるものは、最終結果がまだ出ていないものも含めて記載しましょう。たとえば「20●●年税理士試験法人税法受験」「20●●年税理士試験消費税法受験」などは必ず書いておきましょう。

その他特記すべき事項: 他の欄の項目には該当しないけれども、セールスポイントとなる可能性があるものはここに記入しましょう。

志望の動機: 「税理士法人・会計事務所だから」だけではなく、なぜ「その税理士法人・会計事務所なのか」が重要です。面接でも「必ず」と言って良いほど質問される項目です。税理士試験にチャレンジした理由や将来の希望と関連付けのできる志望動機にすることができれば更に良いでしょう。

自己PR: コミュニケーション力やグループワーク、協調性、体力、仕事や勉強に対する姿勢などを書きます。アルバイトの経験があれば、どのような仕事をして、どのようなことに気を付けながら職務を遂行したのか、問題を解決したのかなどのエピソードを思い出して書きましょう。資格試験勉強で得た知識や忍耐力、学生時代のサークルやアルバイトなどを通じて得たコミュニケーション力、チームワークなどをアピールすることも有効です。

税理士をめざした理由: 面接でも質問されることが多い項目です。事前にしっかりまとめておきましょう。

趣味・特技の欄があれば: 話題作りのためにとても有効です。できれば明るいイメージや活動的なものを選択する方が良いでしょう。語学やパソコンなどが特技であれば忘れずに記入しておきましょう。

性格: 良いことばかりを記入したいところです。しかし自己分析がしっかりできていることを主張するためには、良い点に加えて、ウィークポイントとその克服のためにどのような努力をしているのか書くことも有効です。単にウィークポイントを書くことが重要ではなく、その克服のためにどのような努力をしているかが大切です。