「この業界での、『明るく・元気・前向き』さでは、恐らく私は誰にも負けません」と、強調するのは理事長の藤間秋男氏。TOMAと言えば『明るく・元気・前向き』とブランディングされるほど、その経営理念は浸透している。
「社員が幸せでなければ、お客様を幸せにすることなどできない」「2度とない人生で、数ある会計事務所の中からTOMAを選んでくれた社員に、本物の一流専門家に成長してもらって、心から幸せになって欲しい」というのが藤間氏の思いだ。
社内はそのための仕掛け作りで盛沢山。2年前の30周年は全員でホノルルマラソンへ参加し、来たる35周年はニューヨークマラソン参加を計画している。また、抽選で数名限定の「一流料亭贅沢ランチ」を堪能したり、観劇やライブを楽しむ「うただミーティング」でわいわい楽しむ。そんなイベントが目白押しなのは、「TOMAの財産は社員!」という藤間氏の熱い思いに他ならない。
TOMAの起源は明治時代の司法書士事務所。125年経った今、税務・会計部門を中心に、資産税、医療、人事労務、財務コンサル、ITコンサルなどグループ総勢170名の組織に成長した。今後はクライアントを100年企業に育て、TOMAは1000年企業を目指すという。
また国際化への取り組みとして、すでにシンガポールに海外第1号の拠点を展開し、海外で経験したノウハウを持って日本で活躍してもらうために毎年1名ずつ、10年で10名の海外経験者を育てる計画を行っている。
「10年後には香港、バンコク、チューリッヒ、ニューヨーク、ロンドン、そしてアラブのドバイに海外拠点を展開している予定です」と藤間氏。
その10年後には、国内の拠点も10支店を計画。
社員のために1000年続くTOMAへ。クライアント企業が100年企業になるように。先を見据えた戦略は既に始まっている。
TOMAは仕事とプライベートの両立を大切にしている。勉強中心の受験生は内勤補助業務をする準社員、時短勤務で残業なしが良い主婦にはパートタイムと、多様な勤務形態でスタッフの働きやすい環境を心がけている。本試験直前には2週間を上限に試験休暇も取れるので、受験生は頑張れば充分に勉強時間を確保できる、理想的な環境だ。
「この仕事がしたい!」と挙手すれば希望を叶えてくれるのもTOMAの魅力の一つ。資産税、事業承継、企業再編、M&Aなど幅広い業務は、週2~3回あるセミナーや勉強会で学ぶことができる。
「資産税を希望したら事業承継部の所属になり、入社してすぐ相続申告に携われました」と話すのはM.Nさん(2014年2月入社)。彼女がTOMAに入ったのは「『明るく・元気・前向き』に共感したから」だそうだ。明るい環境が自分にぴったりと話すNさんは、勉強意欲も高いTOMAで本物の一流専門家を目指している。
Copyrightc2006 TAC Profession Bank. All Rights Reserved.