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コンサルタントによる転職コラム仕事の探し方と働き方

税理士業界~キャリアを築くヒント

税理士は日本全国で約75,000人います。しかし、その平均年齢は60歳を過ぎており「税務実務の現場」では、若手職員が危機的に不足しています。税理士受験者数は減少を続け2019年には29,779名となり、3万人を割り込みました。税理士業界は採用難時代となり「入社条件」は緩和される一方なのです。今日、大手税理士法人でも1科目合格者や未経験の新卒を積極的に採用しています。類を見ない売手市場の今、好待遇で会計税務のコンサルタントとして活躍できるチャンスが溢れています。本コラムでは「税理士業界でキャリアを築くヒント」を不定期に掲載していきます。

プロ野球選手よりも少ない!国際税務の専門家

日本のプロ野球選手は各球団70名×12球団で、最大840名しかいません。しかし、国際税務の専門家はその半数にも満たないといわれています。ビジネスのグローバル化が進み、国際税務は大企業の大きな経営課題の1つとなっています。あらゆる市場が飽和状態にある今、売上を上げることよりも「海外に払う必要のない税金」を減らすことが重要視されているのです。グローバル企業では、経理部・財務部とは別に「税務部門」が設置されるようになり、国際税務の専門家とともに企業の財政を守っているのです。国際税務は、日本経済を守る付加価値の高い仕事といえます。国際税務の一流プロの報酬は、プロ野球選手に見劣りしないのも事実です。

「相続」で高まる女性税理士のニーズ

日本税理士連合会の調査によると、2016年の女性税理士登録は10,859名。女性比率は約15%です。しかし、ある大手税理士法人の「相続専門チーム」の女性比率は50%超です。業界全体でも相続コンサルティングを得意分野としている女性税理士と多くお会いします。相続は「争続」ともいわれます。親族関係などプライベートな事情が複雑に絡みます。デリケートな問題が生じやすい相続において、特に女性の相続人は男性よりも女性に相談したい方が多いようです。相続コンサルティングは相続が発生する前から始まることも多く、お客様の想いも十人十色。きめ細やかな女性性が求められる仕事なのかもしれません。

時給3,500円で働きながら開業準備

中堅税理士法人に8年間務め、昨年円満退社をした加藤さん(仮名)。現在は独立開業準備を進めながら、派遣社員として都内の会計事務所で働いています。意外と知られていないのがその時給の高さ。時給3,500円で1日8時間(週4日勤務)働き、月収約45万円を稼いでいます。加藤さんは、開業後の顧客開拓状況に応じて勤務日数を調整する予定です。このような働き方ができるのは「士業」の特権なのかもしれません。キャリアチェンジのタイミング、趣味や育児に集中したい期間限定で「高時給派遣社員」としての働き方を選択する税理士も珍しくないのです。

英語が苦手でもBIG4で活躍できるのか

「英語が苦手だとBIG4の税理士法人に入社できないのか?」――税理士受験生によく聞かれる質問の1つですが、結論から申し上げると「NO」です。某BIG4税理士法人の田村さん(仮名)の入社時TOEICスコアは260点。すべて1にマークすることで得点できる数字ですよね。そんな田村さんですが、入社3年目には語学短期留学も経てTOEICスコアは750点となりました。正直申し上げますと、英語が得意な税理士受験生は少数派です。また、海外のクライアントとのやり取りは、基本的に現地法人のスタッフが対応します。入社早々に英会話が待っているということはないのです。

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