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「会計士の転職」「税理士の転職」を
考えるコラム
仕事の探し方と働き方

税理士の転職先・転職市場動向

税理士は日本全国で約75,000人います。しかし、その平均年齢は60歳を過ぎており「税務実務の現場」では、若手職員が危機的に不足しています。税理士受験者数は減少を続け2019年には29,779名となり、3万人を割り込みました。税理士業界は採用難時代となり「入社条件」は緩和される一方なのです。今日、大手税理士法人でも1科目合格者や未経験の新卒を積極的に採用しています。類を見ない売手市場の今、好待遇で会計税務のコンサルタントとして活躍できるチャンスが溢れています。本コラムでは「税理士業界でキャリアを築くヒント」を不定期に掲載していきます。

税理士の転職回数が多いと転職で不利になるのか?

税理士の転職回数が多いと転職で不利になるのか?

◆税理士の転職回数が多いと見做される目安は?


 ご年齢によって異なりますが、20代のお若い方は1回から3回、30代の方は5回程度が転職回数が多いと判断される目安です。経済的に厳しかった時期の転職では、税理士業界では1回から2回の転職でも敬遠される傾向がありましたが、現在は税理士を目指す方も減少して、売り手市場になっておりますので、求人の応募条件も以前より緩和されています。
 転職回数が多くても、今まで経験されてきた業務内容が、合計の事務所経験年数に即した実務経験を積んでいる人は評価されて、十分に内定に繋がりますので、転職回数が多くても近年では必ずしも不利にはなりません。

◆転職回数の多い税理士が不利になる理由


転職回数が多い人の場合に、「うちに入社しても、すぐに辞めてしまうのではないか」という懸念点が生まれてしまい、転職が不利になることがあります。企業側としても、一人に費やす採用コストは高い分、それだけ長く働いてほしいという思いがあるからです。

 転職回数が多いと不利になってしまうことがある理由として、「その人に何か問題があるのではないか?」と人事担当者の人が先入観をもってしまう点が理由の一つです。あまりに多い人の場合は、下記のような特徴があると捉えられてしまう可能性があります。

・忍耐力が足りない
・コミュニケーション力が低く、人間関係に問題を抱えやすい
・すぐに癇癪を起したり、落ち込んでしまったり、感情の起伏が激しい
・すぐに他人と比較して、となりの芝生が青く見えてしまいがち

そのため、自分でこのような傾向がないと考えている人でも上記のような先入観を払拭できるように工夫する必要があります

◆転職回数が多くても不利にならない会計事務所への転職方法


転職回数が多い方は、選考の際に各社なぜ転職をしたのか、退職理由と合わせて言えるように準備をすることが必須になります。それぞれ、転職した理由がネガティブな理由にならないよう、前向きな形で締めくくれると、印象よく伝えることができます。例えば「給与に不満があった」「上司とそりが合わなかった」などの理由は控えましょう。本心としては、ネガティブな理由のための転職だったとしても「自身がやりたい業務が現職では経験できないから転職を考えました」のように、あくまで自身の税理士としてのキャリアのためにポジティブな転職をしたという理由になるように説明しましょう。前職でどのような実績・能力を培ったか自分の中でアウトプットできるよう準備してから面接に臨むことが求められます。

転職を複数回繰り返したことは、より多くの実務経験を積まれてきたことも意味します。より多くの業界のクライアントや、資産税務や、M&A、IPO支援など様々な経験を積まれていることがあれば大きなアピールポイントになり、むしろ強みとして評価してもらえるでしょう。ここで注意してほしい点として、面接の際にはどの質問に対しても、一貫して話した転職理由の軸がぶれないように意識しながら面接官に自分のアピールポイントを伝えることが大切です

◆会計事務所の選び方


転職回数が重なれば重なるほど、転職難易度が高くなりますし、給与面や福利厚生などの条件面も低くなる可能性があります。また、実務経験を積めていない段階で転職を繰り返すと、新人として何回も一からキャリアを積むことになり、キャリアの積み上げが難しくなります。より大きな責任の伴う仕事や、自己アピールにつながる実績も得にくいです。

同じ職場に長く勤務し続けるには、自分に合った職場を選ぶことが必要不可欠になります。妥協してしまえば、自分に合わない職場に転職をした結果、再度転職をすることになってしまうことになりかねません。転職をする前に、自分がなぜ転職したいのか立ち止まって考え直し、転職理由がネガティブなもので現職にて改善できるのであれば、一度試してから再度転職を検討するといいです。もし、それでも転職を決断される場合は、現時点の状況だけではなく、自分の先のキャリアのことを考えて、業務内容や、福利厚生、残業についてなど、長く働いていける環境かどうかよく調べてから転職しましょう

 事前に応募先の情報を調べる手段として、おすすめの方法として、転職エージェントを活用することをおすすめします。中でも、税理士の転職といった専門職の転職する際には、会計職特化型のエージェントサービスを利用して情報収集することを推奨します。税理士の転職のサポート実績が豊富で転職成功例も多くあるので、自分のキャリア志向に合う税理士法人を紹介してもらえます。転職に関して不安に感じる点があれば、気兼ねなく相談もできます。

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