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「会計士の転職」「税理士の転職」を
考えるコラム
仕事の探し方と働き方

税理士の転職先・転職市場動向

税理士は日本全国で約75,000人います。しかし、その平均年齢は60歳を過ぎており「税務実務の現場」では、若手職員が危機的に不足しています。税理士受験者数は減少を続け2019年には29,779名となり、3万人を割り込みました。税理士業界は採用難時代となり「入社条件」は緩和される一方なのです。今日、大手税理士法人でも1科目合格者や未経験の新卒を積極的に採用しています。類を見ない売手市場の今、好待遇で会計税務のコンサルタントとして活躍できるチャンスが溢れています。本コラムでは「税理士業界でキャリアを築くヒント」を不定期に掲載していきます。

税理士試験後の就職活動の動き方について

税理士試験後の就職活動の動き方について
税理士試験前のこの時期は、試験勉強も大詰めを迎えていると思います。その中でも、現在就業されていない方や転職を考えている方にとっては、就職活動についても考えるタイミングではないでしょうか。
そこで、今回は税理士試験後の就職活動の進め方に内容を絞ってお伝えしていきます。

1.税理士試験後の一カ月間が大切!


税理士業界では、税理士試験直後の8月に求人件数が増加する傾向にあります。実際、多くの税理士法人や会計事務所がその年に受験した方からの応募を期待して募集をかけたり、合格可能性の高い人材をいち早く確保するために積極的に採用活動を行ったりしています。

このため、求職者も試験後に合わせて就職活動を始めることで、より多くの選択肢から就業先を見つけることができます。特に、実務未経験者の場合は8月末までに応募を完了することを目指しましょう。就職活動の時期が合格発表後の12月以降となると、法人は徐々に繁忙期を迎えることもあり、即戦力となる実務経験者を対象とした採用が増える傾向にあります。ただ、業界全体として人材不足の状況であるため、12月以降だとしても未経験者対象の求人がありますが、なるべく早めに行動することが肝心です。

2.就職活動でするべきこと


前述の通り、8月末までに応募するためには事前に準備を進めていることが大切です。就職活動に向けて何をしていくべきなのか、下記にまとめましたのでご参考にしてください。

応募書類は試験の前段階である程度作成していると安心です。税理士試験勉強もあるかと思いますので、休憩の合間に、自己PRとして書くネタを探して、自己分析できるといいです。学生や試験に専念していた方は今までの学生生活やアルバイト、ゼミ、部活動・サークル活動等の経験の中で、「自分がどのような意識をもって、組織に貢献していたのか」などの観点から自己PRを書きましょう。

社会人の方は、「自分がどのような業務をどのような心掛けで行っていたのか」を第三者に伝わりやすいように書きましょう。記載する際には、具体的な数値を使って説明をするとわかりやすいです。例えば、営業職の方でしたら、「年間の売り上げを前年度比で20%上げました。」よりも、「2023年度の売り上げ1,000万円から、2024年度の売り上げを1,200万円に上げました。」などのように説明すると読み手にも成果が伝わりやすくなります。

3.応募先・就業先の決め方について


まず自分の考えを自己分析していただいて準備するといいです。

■目指す税理士像とは何かを考える


「クライアントに対してどのような姿勢で対応していきたいか。」「どのようなクライアントに対して、どのような税務を提供していきたいのか。」「将来的にどうなっていたいか。」から逆算して、応募先を決めます。

■税理士法人、会計事務所の業務内容を調べる


実際に税理士法人や会計事務所がどのような業務を行っているのか、特徴を調べましょう。調べ方としては、TACプロフェッションバンクが例年夏に発行する就職ガイド(2025年は7月4日(金)発行)を活用するといいです。法人の特徴、オフィスのお写真、求人内容について中小法人から大手法人まで幅広く掲載しておりますので、ぜひご参考ください。
またTACでは、毎年税理士試験直後に就職説明会を開催しております。(東京会場:2025年8月8日(金)、大阪会場:2025年8月9日(土)、名古屋会場:2025年8月12日(火))法人ごとにブースを用意しており、求職者が一人ずつ座談会形式で直接お話を聞けるので、そこで法人担当者の生の声をお聞きして、より具体的な業務内容やキャリアの進み方など就職活動の参考にするといいでしょう。

■税理士法人、会計事務所の事業へのスタンスを知る


会計事務所の雰囲気は所長の方針によって左右されることが多いです。例えば、所長が勉強熱心なタイプなら、職員全体として本を読んで税務に関して勉強することもあると思いますし、事業拡大に注力しているのであれば、成果や実績を重視する傾向もあります。実際にどのような雰囲気なのか、ホームページで何か情報がないか調べたり、また説明会に参加して社内の雰囲気について社員の人から話を聞いてみるといいでしょう。

■実際に働いている人達の様子を見る


税理士試験との両立ができそうかどうかは、重要なポイントの一つかと思います。面接や在籍している人達の中で、「税理士試験を学習している人がいるのか」、「予備校に通っている人がいるのか」など色々な角度から感じとれると思いますので、聞ける場があれば聞くのもいいかもしれません。また、社員の人が気軽に上司とコミュニケーションがとれていそうなのかどうかも、もし対面での面接に行ったときには注意して見てみるといいでしょう。

まとめ


6月、7月の時期は税理士試験勉強も佳境に入り、最後の仕上げをする時期かと思います。まずは試験勉強を優先的に取り組んで、それから休憩の合間等に少しずつ就職活動の情報収集をするといいでしょう。もし、情報収集の仕方やより詳細な就職活動の動き方について知りたい場合は、TACプロフェッションバンクまでご相談ください。会計業界に詳しいプロのエージェントが現在の就職活動や税理士試験のご事情とお気持ちについてお伺いしながら、お答えいたします。

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