志高く大手税理士法人を
牽引する公認会計士
アドバイザリー本部 パートナー(公認会計士・税理士)
門田 英紀さん
「人とのご縁」が重なり
税理士法人山田&パートナーズへ入社
愛媛県出身の私は鹿児島大学へ進学し、会計学のゼミ(藤重ゼミ)へ入りました。会計士を志した頃、恩師からは「お前が合格するわけがないから辞めとけ」と発破をかけられつつも「本気で会計士を目指すなら東京に行きなさい」とアドバイスをいただきました。私は大学卒業と同時に会計士受験に専念すべく上京することを決意。生活費を稼ぐ必要がありましたが、会計に携わることができる仕事がないかと探していたところ、通っていたTACの講師(原価計算の川島先生)から税理士法人山田&パートナーズ(以下YP)のアルバイトに誘っていただきました。創業者の山田淳一郎が鹿児島出身ということもあり、心から「ご縁」を感じたものです。余談ですが、冒頭に申し上げた鹿児島大の藤重先生の現役最終年度のゼミ長を務めた川﨑もYPで活躍しており、2020年に南九州事務所(熊本)の所長に就任しました。
「やってみたい」と思えば何でも経験できる組織文化
TACで簿記の田中先生、監査論の南先生の講義を受講する傍ら、YPでアルバイトに勤しみました。最初は仕訳や固定資産台帳の入力が中心でしたが、気づけばアルバイトの私が固定資産管理のリーダーも担当していました。賑やかな職場で仕事をする時間が好きだったのでしょう。昔から「やってみたい」という人には仕事をどんどん振ってくれるのがYPの文化です。そういう意味で「会計も税務もいろいろやってみたい」と思う会計士にはお勧めできる職場です。たとえば、FAS業務における財務デューデリジェンス(以下DD)と並行して税務DDを実践できる人材は非常に希少だと思いますが、YPでは加えてバリュエーション(企業価値評価)も含めて、一気通貫で担当することができます。YPのクライアントは、大企業に加え、年商数百億の上場企業からオーナー企業まで多岐に渡ります。「M&Aを考えているけど何から手をつければよいか?」といった経営者のお悩みを整理することから始めることも珍しくありません。弁護士法人(Y&P法律事務所)、コンサルティングファーム(山田コンサルティンググループ株式会社)と連携しながら、クライアントの経営課題を川上から川下まで総合的にサポートしています。少々自社の自慢話に脱線してしまいましたが、論文式試験に合格すると同時に迷うことなくYPの正社員としてキャリアをスタートしました。
優しい同僚のおかげで冬の時代を乗り越えることができた
晴れて正社員となった私の上司はIPO支援の業務を中心に担当していました。上場支援業務はハンズオン型コンサルティング。お客様とともに企業の経理体制や内部統制を1つずつ構築していく仕事です。一緒にいる時間が非常に長くなるため「お客様」が「仲間」となり、苦楽を共に分かち合える素晴らしさを味わうことができました。
ライブドアショック以降はIPO業務が減少しましたが、一方で、ホールセール業務が増加していた時期でもあり、私の業務の中心はIPOからグループ会社の組織再編、ホールディング化導入支援、M&Aコンサルティング、移転価格税制対応などにシフトしていきました。ところが、2008年にはリーマンブラザーズが経営破綻し、世界的に株価は下落し金融危機となります。当然ながらホールセール業務は冬の時代となりました。
幸いなことに、相続・事業承継はYPの強みでもあり、コア業務として継続受注していました。ですが「自分がこの業務のみに専念していいものか?」「会計士としての強みを出し切れていないのではないか?」と自問自答する日々が続きました。
一方で、YPで働くメンバーは、前向きで、明るく、よく勉強して、いいサービスをクライアントに提供したいと考える、人間として尊敬できるプロフェッショナルがたくさんいます。クライアントや金融機関の方からも、YPさんは、いい人が多い、とよく言っていただきます。辛いとき、苦しいとき、さりげなく手を差し伸べる仲間がいっぱいいる。私がこの事務所で働く最大の理由です。周りに助けていただきながら、ホールセール業務の依頼も増えていきました。
サステナブルな組織を構築すべく新規部門を立ち上げる
組織が継続的に成長を続けるためには、一人ひとりがビジネスパーソンとして「正しい仕事」を行い、お客様から評価され続けなければなりません。私は5年後、10年後の将来を見据えながら、クライアントにソリューションを提案することを常に念頭に置いています。そのためには、今の仕事を誠実に全うしながらも、将来への投資や研究が不可欠です。
2016年、私は新しい組織「アドバイザリー本部(以下AD本部)」に参画し、2017年にパートナーに就任しました。私が入社した当時は100人規模だった税理士法人山田&パートナーズは、今では800人を超える大規模法人。全国19拠点の仲間に何か役に立てることがないか。気軽に相談してもらえる本部機能があれば、と感じていました。
現在は、自部門の案件対応を行う一方、全国で働くYP専門職のホールセール業務の後方支援も担当しています。各拠点から寄せられる相談は、上場企業の資本戦略、移転価格税制、M&A、上場オーナーの事業承継など多岐に渡ります。自分が辛かったときに仲間が手を差し伸べてくれたように、YPで頑張っている仲間を支えることが私のミッションだと考えています。
会計士としてお客様から喜んでもらえる仕事
税理士法人山田&パートナーズ単体では、約30名の公認会計士が在籍。参考までに、私が所属するAD本部70名中、公認会計士は10名です。YPで活躍している会計士の多くは監査法人からの転職組ですが、私のように論文式試験合格後、ダイレクトに入社するメンバーも活躍しています。上場企業の税務顧問業務において、実際のところ「会計」に関する相談のウエイトも大きいので、監査法人での経験はフル活用できます。監査対応のご相談においては、言うまでもなく即戦力となるでしょう。監査法人出身者の多くは「クライアントをジャッジする立場」から「クライアントに寄り添う立場」に転じたことにモチベーションを感じています。仕事の全体観としては、顧問対応のみならずM&A、組織再編、移転価格といった上場会社に対する高い専門性が求められる業務が多くなります。M&Aにおけるストラクチャーの検証では企業結合会計の知識・経験、バリュエーション業務ではDCF法などの財務論(経営学)の知識、移転価格税制対応においては原価計算やセグメント別計算など、会計士としての知識・経験が存分に活かせます。加えて、税務業務の経験を積んでいただくことで、幅広い業務に対応でき、クライアントに付加価値を感じていただける専門家になれます。
また、YPの大切にしている基本理念の第一に、「健全な価値観」があります。これは、人として正しいことを貫こうという個々人から湧き出る良心に基づき考え行動することをいいます。会計処理、税務処理にあたっても、条文をしっかり確認・検討しますが、それを杓子定規にあてはめるのではなく、この健全な価値観に照らし、また条文の趣旨に照らし、グレーな取引、問題がある取引であれば、そのスキームの実行は望ましくないとアドバイスすることもあり、専門家としての倫理観をとても大切にしています。
勉強が好き。人が好き。新しい業務を、面白そう、チャレンジしてみたい、と思う方は、ぜひ、山田&パートナーズで一緒に働いてみませんか。山田&パートナーズは、若くて、前向きで、明るく、相手の立場に立って行動するメンバーが多く、とても活気があります。一緒に働くことができれば、皆様のビジネス人生がより豊かなものになると信じています。
プロフィール
トップランナー 公認会計士 vol.18
税理士法人山田&パートナーズ アドバイザリー本部 パートナー(公認会計士・税理士)
日本公認会計士協会 租税調査会 法人税制専門委員
門田 英紀 Hidenori Kadota
主な業務として、上場企業・大規模法人の財務・税務顧問対応(税務調査対応・国税照会・意見書作成含む)、DD・VAL・ストラクチャーの検証業務、組織再編コンサルティング、移転価格コンサルティング、オーナー個人の資産承継コンサルティングなど
税理士法人山田&パートナーズ
https://recruit.yamada-partners.gr.jp
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