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THE PROFESSIONALS 公認会計士

THE PROFESSIONALS INTERVIEW

公認会計士という資格のおかげで
大好きなキックボクシングができる

K-1甲子園に憧れ、高校生でプロデビュー

父の影響で幼稚園から極真空手を続けていましたが、小学校3年生のとき、自宅の近くにキックボクシング(キック)のジムがオープン。「キックやろうぜ」と言う父の影響で、キックに転向。今では父に感謝していますが、その頃は友達がたくさんいるサッカーがしたかった。ジムには大人しかいなかったこともあって、とても可愛がってもらえました。その頃にジムで一緒だった方々からは、今でも「大きくなったな」と言われるんですよ(笑)。
慶應普通部(中学校)へ進学した頃、「K-1甲子園」で高校1年の選手が優勝した姿を見て感動し、本気でキックをやろうと決心しました。K-1甲子園に出たい、リングの内側からの景色を見たいと思ったのです。私が高校1年生になったときは、K-1甲子園が開催されなくなっていましたが、プロを意識したのはその頃です。出場したアマチュア大会での優勝を機にプロに転向。高校2年生のプロ初戦はドロー、プロ初勝利は高校3年のときでした。

短答式試験合格とKO勝利を同じ日に味わう

短答式試験合格発表日にキックの試合が控えていて、試合前日の計量が終わってから、急に短答式試験の結果が気になりはじめました。自己採点結果がボーダーぎりぎりだったので、不安で、不安で。論文科目を勉強してれば受かるかなと考え、経営学を勉強したことを覚えています(笑)。
合格を知ったのは朝9時で、夕方の試合も右ハイキックでTKO勝利。1日に2つの勝利は気分良かったですね。論文式試験もその年に合格できました。
キックは単純なようで、とても奥深いスポーツです。両拳・両脚・両肘・両膝の8種類を使う攻撃のコンビネーションはまさに無限大。相手の攻撃にどう対応するのか?相手の得意技を封じるためにどのようなコンビネーションで攻めるのか?常に対応力が求められます。これは受験勉強と共通していますね。
キックボクサーとしての目標はやはり日本チャンピオン。チャンピオンベルトを巻いて、リングの中から景色を見るのが夢です。キックは競技団体が複数あり、同じ階級でも誰がNo.1か不明確です。チャンピオンになった後は他団体のチャンピオンとも戦い、真の日本一に近づきたいと思っています。

公認会計士は無限の可能性がありますよ!

講師×キックボクサーというデュアルキャリア

合格後はTACで公認会計士試験の簿記の講師をしています。空手道場やキックのジムの影響からか、同じ目標を持った仲間が集まる空間が大好きです。だから、学習塾や受験対策校なども好きなのだと思います。講師はやりがいがあるし、比較的時間をつくりやすいので、キックを続けるためには最高の職業です。
キックが大好きだけど選手として生きていけるのは若い間だけ、そしてキックだけで一生食べていけるのはごく少数です。私は 2019年3 月に大学を卒業しましたが、公認会計士に合格していなかったらキックを辞めて働いていたでしょうね。でも、公認会計士という資格のおかげで大好きなキックを続けられます。公認会計士に合格したので、好きなことに没頭できる余裕ができたのです。いつかは、公認会計士としてのキャリアに進むときがくるでしょう。それまでの間は、講師×キックボクサーというデュアルキャリアを続けていきます。
公認会計士の資格をとれば、様々なことに チャレンジする機会と時間を確実に増やせます。若いときの、そうした機会と時間は最高の贅沢だと思います。私はキックでしたが、他のスポーツでもいいし、世界中を旅するのもステキです。チャレンジするなら今です。さあ、あなたも公認会計士を目指しましょう!

講師の仕事はやりがいがあります

  • copyright 2019 NKB marimo photography

1996年東京生まれ。第1回INNOVATION
全日本選手権ライト級優勝後、16歳でキックボクシングプロデビュー。
プロ戦績は19戦12勝5敗2分(2020年4月現在)。
2016年公認会計士論文式試験合格。
2017年9月よりTACの公認会計士講座で講師を勤める。
慶應義塾大学経済学部、慶應普通部を通して日吉に通い11年目。