グローバル企業の意思決定に携わる

私が公認会計士という職業を意識したのは高校時代です。会計士になれば「監査」のみならず「税務」「経営コンサルティング」など、各分野のスペシャリストとして多面的にビジネスに携われることを知りました。公認会計士試験の受験勉強をスタートしたのは大学3年生の春頃です。2年生までは飲食店のアルバイトに精を出しながら、スノーボードサークル仲間と遊ぶ毎日でした。その分、3年生からは勉強に集中し、大学を卒業した年の論文式試験に合格。最初の勤務先は大手監査法人でした。

監査法人では、建設業・製造業・サービス業などの上場企業の監査を担当し、現場責任者の立場を担うインチャージという職位までを経験しました。監査を通じて会計知識はもちろんのこと「クライアントのビジネスを理解する大切さ」を学びました。それとともに「今まで以上にクライアントに寄り添った仕事がしたい」と思い、税務のスペシャリストを目指そうと決意したのです。会計士の活躍の場は監査法人に限られません。私のように税務やコンサルティングの分野で活躍している会計士は決して珍しくありません。公認会計士という資格の魅力の1つは「キャリア選択の幅が広い」ことだと思います。

税務のスペシャリストを志した私は、多くの公認会計士が活躍しているPwC税理士法人の門を叩きました。PwC税理士法人は、公認会計士試験の論文式試験合格者を毎年積極採用しています。また、私のように監査法人を経てから入社する会計士も多く在籍しているので、公認会計士試験の知識や実務経験を活かしやすい環境だと思います。PwC税理士法人へ入社後は、国内大手企業・外資系企業のコンプライアンス業務（税務申告）を中心に担当。3年目以降はM&A等に関する税務コンサルティング業務も兼務しています。クロスボーダー案件が多いため、PwCに来てからは英語もよく使っています。最近では、世界20カ国と連携している大型案件にもアサインされました。学生の皆さんは「税務」と聞くと堅苦しく地味なイメージをお持ちになるかもしれませんが全く異なります。グローバル企業の重要な意思決定をサポートするダイナミックな仕事がここにあります。私たちと一緒に税務の世界で活躍する会計士を志してみませんか？